2009/03/17 (Tue) ハヤテＳＳ 第２部ノ２

おい、またやっちまったよ。

色々とルートは考えているのですが、どうするかは置いておいて。
用事で途中中断した続きを書こうと思います。
第２部ノ１←前の話のリンクです。
では、続きからどうぞ。

場所は変わって三千院家

広大な敷地が特徴で宅配業者や郵便配達が泣き、空き巣や泥棒や強盗は入った瞬間ボッコボコにされるほど警備が凄かったりと、何もかもが常識はずれの屋敷である。その面積は練馬区の65%を占めるらしい。その土地の中には三千院湖というお嬢様曰く、『小さな』湖がある。そこで魚を釣って夕食のおかずを作っているのだという。庭にはそこのメイドであるマリアが育てたシクラメンなどの花があり、美しく咲いている。

そんな超大金持ちのお嬢様はと言うと・・・

ナギ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！」
ハヤテ「・・・あ、あの・・・お嬢様？」
ナギ「なぜだ！なぜ勝てないのだ！」

ムシキングでナギの執事、綾崎ハヤテと遊んでいた。前に遊んで完敗したムシキングを研究し、もう一度勝負していたのだが、只今ハヤテが３０戦２８勝０敗１分、お嬢様は０勝２８敗１分と言う状態。
そして、今ハヤテが２９勝目に王手がかかっている。お嬢様は体力がほとんど無くあいこでも負け。必殺技のパーも出せない。対するハヤテは体力も十分にあり、グーを出せば勝利となる。

ハヤテ「あのぉ・・・お嬢様？」
ナギ「押せばいいだろ」
ハヤテ「いや、でも、それだとお嬢様が」
ナギ「押せばいいだろ！」

ハヤテは苦笑いをして、あとで殴られるのだろうなぁ、と思い、グーのボタンを押す。

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ナギ「ハヤテのバカぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああぁぁぁぁぁぁ！！」

屋敷中にナギの叫び声が響き渡る。

マリアもそれを聞き、叫び声のする方へ行く。

マリア「どうしたんですか？そんな大声出し・・・なるほど、そういうことですか。」

部屋の状況を見てわかった。ムシキングの個体が置いてあり、ハヤテが倒れている。さらに部屋の中はグチャグチャに散らかっている。言うまでもない。ナギはムシキングで負けたのだ。

マリア「あの・・・ハヤテ君・・・生きていたら返事をしてくださいね？」
ハヤテ「え、ええ・・・なんとか・・・」

どうやら生きていたようだ。怪我はしているようだが、大したことではない。さすが鍛えているからだろう。
マリアは部屋の掃除をしながらハヤテの様子もうかがう。ハヤテはまたお嬢様を怒らせてしまったとため息をついている。

マリア「ナギはそんなに弱かったのですか？こういう手のゲームは強いと思うのですが？」
ハヤテ「ええ、お嬢様は強かったですよ。ただ僕がジャンケンに勝つとき・・・」
マリア「・・・必殺技だったり妨害があったのですね」
ハヤテ「そういうことです。」
マリア「（ナギは研究ノートがあっても負けたんでしょうねぇ。それにしてもハヤテ君は何でこんなところで運を使っちゃうんだろう）」

マリアは苦笑いをしながら考えていた。またナギの機嫌を直さなくては・・・

こんな日々が続いていた。

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この日もナギは屋敷の中にいた。今日は漫画を描いているらしいのだが、肝心のネタの書いてあるノートが見つからないらしい。
学校に忘れていったのだろう。そう思い、ハヤテを呼んだ。

ナギ「おーい、ハヤテー」

その声を聞き、すぐさま書斎にかけつく。

ハヤテ「どうしたんですか？お嬢様？」
ナギ「いや、学校にノートを忘れてきてな。取りに行って欲しくて呼んだんだ」
ハヤテ「おまかせください！すぐさま取りに行ってきます！」

ハヤテは部屋を出ようとしたとき、ナギは思い出した。ノートには自分の漫画のネタが書いてあるのだ。たぶんハヤテのことだろう、中身を確認すると思った。さすがに色々と見られては恥ずかしいものまであるので、危ないと思った。
ナギは呼び止める。

ナギ「ちょっと待て。」
ハヤテ「なんでしょうか？」
ナギ「やっぱり私も行く」
ハヤテ「大丈夫です、お嬢様の席は覚えて＿＿＿」
ナギ「なんだ、私は行ってはだめなのか」ｷﾞﾛｯ
ハヤテ「いいえ、なんでもありません。」

半分脅した感じで行くことが出来た。
見られるとまずい。早く回収してさっさと漫画を描かなくては！そんな気持ちで二人は白皇学院へと向かった。
何が起きているのか知らずに。

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こんな感じでしょうか？
久々に書くと疲れました。えらく前触れが長いなー。伏線でも何でもないのに（ぇ
ムシキングの話は単行本で補完しておいてください。似たようなもんです。ここに咲夜が出ていないだけです。

本当を言うとムシキングの話なんてありませんでした。アニメも第二期があるので三千院家がどんなものかを書こうとしたらなぜかムシキングの話にいってました。

と、まぁ今後色んなキャラクターが出てきそうな展開を作りつつ、ひぐらしのＳＳも書いてみたいなー、でも東方のＳＳも書いてみたいなー、と思うみゅーんでした。
お疲れ様です。